AI Daily Digest — 2026年7月6日

本日のAI業界注目ニュースを 7件 厳選してお届けします。

TOP 3

モデル

美団、1.6T MoEモデルLongCat-2.0をMITで完全公開

美団はMoEモデル「LongCat-2.0」の重みと推論コードをMITライセンスで公開した。総パラメータ数は1.6T、1トークン当たり約48Bを活性化し、100万トークンのコンテキストに対応する。Sparse Attentionやタスク別の専門家ルーティングを採用し、Terminal-Bench 2.1で70.8、SWE-bench Proで59.5を記録したとしている。

業界

NVIDIA Kyber NVL144、計画が2028年へ延期

SemiAnalysisによると、NVIDIAのKyber NVL144は当初計画から12カ月以上遅れ、投入時期が2028年へ延期された。Rubin Ultra向けに検討されていたNVL72を2基連結するラック構成も中止され、システムのスケール領域が制約を受ける可能性がある。

EU理事会、暗号化通信のスキャン規則を迅速手続きで可決

EU理事会は、暗号化通信を含むメッセージのスキャンを事業者へ求める新規則を迅速手続きで可決した。暫定規定の失効後に生じる法的空白を埋める目的だが、批判側は民主的な監督を迂回する動きだと指摘する。草案は夏季休会前に欧州議会へ提出される見込みだ。

技術

Claude Designのリバースエンジニアリング版プロンプトが更新

AnthropicのClaude Designを分析して再構成したシステムプロンプトが、MITライセンスでGitHubに公開されている。内容はデザイン原則、アクセシビリティ、インタラクション状態、システム思考など20章と14のSkillで構成され、Claude CodeやCodex向けの形式を備える。

LlamaIndex、法律文書向けAgent検索アプリlegal-kbを公開

LlamaIndexはIndex v2を利用する法律文書ナレッジベースの参考実装「legal-kb」を公開した。Agentはファイル検索、ハイブリッド検索、原文の範囲読み取り、正規表現検索の4ツールを使い分け、引用付きで回答する。Vercel AI SDK 6のToolLoopAgentを基盤とし、OpenAIとAnthropicのモデルを選択できる。

非言語児向けコミュニケーションアプリが事業化へ

自閉症で発話のない子どものために父親が開発したコミュニケーションアプリが、言語療法の現場で強い反響を得た。身体障害があっても言語理解は保たれる成人を主対象とする従来のAAC機器と異なり、言語理解に困難がある子どもの利用を前提に設計している。開発者は需要を受け、より多くの家庭へ届ける事業に取り組む。